牧師室より



 ~牧師室より №349 復活の朝の女性たちに学ぶ~

先週木曜日の洗足木曜日祈祷会ではご担当の櫻井先生から出席者各自に祈りのテーマが与えられましたレントを覚えての感謝—土岐姉。ウクライナに、パレスチナに平和を—篠森姉。能登半島の被災者を覚えて—鴻野姉。復活の朝を望んで—阿部。北本教会の新年度の歩みを導いてくださるように—内野兄私の課題のことで思いついたのは、復活の日の朝早く、主イエスのお体に香油を塗って差し上げようと墓に向かった女性たちが、途中で、「だれが墓の入り口からあの石を転がしてくれるでしょうか」(マルコ163)と難問に気付いたことでした彼女たちは主イエスのお体が墓の中に納められるのを遠くから見ており、墓の入り口が石でふさがれたことを見ていたのです(1547)。しかし、心は香油を塗ってお別れしたいとの思いで満たされ、墓をふさいでいた石のことを忘れていたのですしかし、注目すべきことに、聖書は記します。「ところが、目を上げて見ると、石は既にわきへ転がしてあった」(164)ここに注目すべきメッセージがあります。主イエスに従い、心を燃やして歩む道は障害にさえぎられることがあるとしても挫折に終わることはない。その道は開かれる!! ということです大事なことは、ダメな現実を見つめてうろたえるのではなく「目を上げて見る」。困難な中にも神が用意して下さっておられる進むべき道へと目を向けるのです主イエスは言われました。「神を信じなさい。…だれでもこの山に向かい、『立ち上がって、海に飛び込め』と言い、少しも疑わず、自分の言うとおりになると信じるならば、そのとおりになる」と(マルコ112223)

阿部洋治2024年3月31日




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